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【令和4年度】浜松市新型コロナウイルス感染症対策デジタル化補助金

2022年5月20日に令和4年度の募集要項等が公開されました。最新の情報を浜松市のウェブサイトからご確認ください。


(令和4年度)浜松市新型コロナウイルス感染症対策デジタル化補助金のポイントや注意点を解説しました。

概要

浜松市新型コロナウイルス感染症対策デジタル化補助金は、一定の売上減少要件等を満たす中小企業・個人事業主が取り組むデジタル化に要する経費の一部を補助する制度です。

最終確認日:2022年5月20日
制度の名前 浜松市新型コロナウイルス感染症対策デジタル化補助金
補助上限額
  • 法人:20万円
  • 個人事業主:10万円
補助率 10分の10
主な対象要件 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2021年の売上が前年又は前々年と比較して10%以上減少していること。
※法人の場合は、事業年度(決算月)にかかわらず1月~12月の売上合計で比較します。
補助対象事業の実施期間
  • 事後申請:2020年4月1日〜2022年9月30日
  • 事前申請:2022年6月1日〜2022年9月30日
申請受付期間
  • 事後申請:2022年6月1日〜2022年9月30日
  • 事前申請:2022年6月1日〜2022年7月31日
公式情報へのリンク https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/sangyoshinko/shinko/shien/digital/ouen.html


ポイント

補助対象が幅広い

補助対象事業は、「新しい生活様式への対応」「働き方改革」「業務の効率化」に分類されています。次の表の通り、幅広い取り組みが補助対象になります。

項目 取り組み(システムなど)事例
新しい生活様式 インターネットバンキング
キャシュレス対応
見積・請求・入金管理
電子商取引(EC)の導入
ホームページ作成
デリバリーサービスシステム
オンラインイベント
働き方改革 人事評価・人材育成システム
労務・勤怠・入退管理システム
採用・社員管理システム
グループウエア・コミュニティ管理システム
ビジネスチャット
テレワーク
オンライン会議
業務の効率化 マーケティングシステム
メール配信システム
顧客管理
予約管理
名刺管理
販売管理
会計管理システム
給与・経費精算システム
イベント管理システム
AI(人工知能)
チャットボット(自動会話プログラム)
WEB接客
ペーパーレス推進
電子契約
セルフレジの導入
通信環境整備・サーバーの導入
情報セキュリティー

具体的な補助対象経費は、補助金の募集要領から確認してください。なお、募集要領に記載されている補助対象事業と補助対象経費の関係は、「補助対象事業を実施するのにかかる経費(=補助対象経費)を補助します」という意味になります。

申請のハードルが低め

上述のような取り組みが補助対象になる補助金は他にもあります(例:小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金)。これらは浜松市新型コロナウイルス感染症対策デジタル化補助金よりも、補助上限額は大きいです。しかし、事業計画書の作成等の負担が大きい、選定できるITツールに制約がある等の難しさがあります。

さらに、申請しても審査を経て不採択になる可能性もあります。例えば、小規模事業者持続化補助金の採択率は50%程度です。浜松市新型コロナウイルス感染症対策デジタル化補助金も審査はありますが、募集要項と交付要綱の内容を満たしていれば不採択になる可能性は低いです。他の補助金と比較するとハードルが低めといえます。

過去の支出も遡って対象になる

浜松市新型コロナウイルス感染症対策デジタル化補助金は2021年9月に発表された制度です。一方、補助対象期間は2020年4月1日~2021年12月31日です。これは制度のルールに合致していれば、2020年4月1日以降の支出も補助対象になるという意味です。既に対象になり得る取り組みを行っていないか確認してみることをおすすめします。

月次支援金・中小企業等応援金は併用可

浜松市新型コロナウイルス感染症対策デジタル化補助金の「新型コロナウイルス感染症の影響で、2021年8月または9月の売上が、前年または前々年の同月と比較して30%以上減少していること」を満たしているときは、静岡県の中小企業等応援金・国の月次支援金も対象になる可能性があります。浜松市新型コロナウイルス感染症対策デジタル化補助金とこれらの制度は併用できます。